にゅうすのすっ

「辛坊治郎ズームそこまで言うか」を聞いて呟いてます

6/30:いわゆる元徴用工訴訟問題

6/30はいわゆる、とつける元徴用工問題の話。色々な前提がある微妙な話なので、正確でない知識で迂闊な事書くのは良くないので、辛坊さんが言ってた事だけ書いて、自分の意見は最小に。

韓国人が日本に無理やり連れていかれて奴隷の様に働かされた、という訴訟。
日本も事実があったと認めた上で、1965年に韓国と日韓請求権協定という条約を締結し賠償金も支払い、日本としては「完全かつ最終的に解決」しているという立場。
しかし、もめている原因の1つがこの協定だ。

条約締結時、個人個人からの訴えがあったら日本政府で対応厳しいよねという中で、韓国から一括で韓国政府に賠償金を支払って欲しい、その代わりに韓国政府が個々の訴えに対応する、となった。当時のお金で5億ドルを韓国政府にしはらっている(当時の韓国国家予算の何倍もの額)。

起こしてしまった事は”お金を払えばすっかり忘れておしまい”という事では無い。被害にあわれた方や家族・知人の悲しみや苦しみは大きい事だろう。その事実認識や謝罪の気持ちは国としてずっとしょっていく事。
原爆しかり、ドイツが第二次世界大戦の事を今もしょい続けているのもそう。
ただし、今と同じ関係で憎しみや批判、謝罪を継続していくのは、その先の時代を生きる世代にとって不幸な事なのではないかと思う。
訴訟問題に関する対応としては、韓国政府が条約に乗っ取り対応する姿勢がまずは始まりかなと思う。お金受け取っちゃってるしね(使っちゃってるしね)。
条約に関して色々言い分が出ているけれども(法的解釈も含め)、実行しちゃってるってところだよね。

また、辛坊さんは「韓国政府がお金を払ってお終いにしたくない、解決させたくない人達がいる、そういう人達はずっと言い続ける事に意味がある」と言っている。
今回、韓国政府が前に進める苦肉の策、おとしどころとして韓国政府が基金を作って、民間からもお金を集める、その中に日本企業も入る。そこから支払うから納得してくれない?という発表をした。
でも、日本企業で入るところないんだろうし、果たしてそういう人達がうんと言うだろうかと。

日本と韓国の将来は、ずっと平行線なのかね。

6/23:サウジアラビアとトルコの話

ちょっと戻って6/23のニュース。サウジアラビアムハンマド皇太子がトルコを訪問、悪化した両国関係修復、について。

サウジアラビアムハンマド皇太子指示で行われたのではないか?と世界が思っている、トルコ内サウジアラビア大使館でのサウジアラビア記者殺害事件のせいで、両国の関係は長らく悪化。トルコは激怒りしていた訳ですが、ここにきて関係修復、幕引きと。

辛坊さんの解説としては、背景はトルコの物価上昇、リラ大暴落。日本でもトルコから輸入した製品が激安で買える状況らしく。エルドアン大統領としては、国内をどうにか立て直したい。その為にはサウジのマネーが欲しい。サウジの投資ファンド資産は100兆円くらいあって、日本の国家予算に匹敵!?。それを引っ張りたいエルドアン大統領と、世界的な不名誉なレッテルを打ち消したいムハンマド皇太子の利害一致で、握手となった、との事です。

人1人の命はあっさりと”ちゃら”になっちゃうんですね。新聞記者が殺害される前に、大使館に出向いたら二度と帰れないという様な訴えを動画に上げてた様な記憶もありますが、わかっていてもどうにもできない理不尽さ。。。

このニュースの後、スウェーデンフィンランドNATO加盟申請を承認すると、唯一反対していたトルコが賛成に転じました。バイデン大統領がこれまた関係の悪いサウジにこの後向かってオイル話するらしいし、もうアメリカが裏で画を描いてんじゃないかと疑ってしまう。これはもう自分の勝手な妄想ね。

 

 

6/29:チョコQ助の話

青森県八戸市の菓子製造販売「しんぼり」が発売する、南部せんべい「チョコQ助」を7月上旬に販売を一旦停止する件。暑くてチョコが固まらず供給が追い付かない為。

このニュースを単独で聞いていた人は、「列島が暑い暑いのこぼれ話の1つとして、チョコレートも固まらないくらいになってるんだろうなー」って印象を持つと思うけれども、本当はそういうニュースじゃないんだ、先般のラニーニャ話の流れではない、と辛坊治郎さん。

長らく南部せんべいが低迷していて、コロナで益々売れなくなってこまってたので、南部せんべいにチョコレートかけたらどうだろう?と売り出してみたら、これが売れに売れて製造ラインまで整えるくらいになって、南部せんべいがアイデア1つでここまで売れましたよ!というニュースが1月まえに有り、その顛末記的なニュースなんですよ!との解説でした。

ニュースを聞く時、過去の流れ、様々なニュースの繋がりを考える事の大事さが良くわかるニュースでした。視界が狭いとニュースが訴えてる本当のところを取り違えるんですね。「へー」でした。

それにしもて、”チョコQ助”って、、、知らなかった(・_・;) 写真でみたけど、確かに南部せんべいに、チョコレートをお好み焼きのマヨネーズの様に、しゃしゃっと掛けてるだけなんですが、これで大ヒットするんですね。何でもやってみないとわからんもんねー。

6/27:ラニーニャの話

6/27の辛坊さんの話。なるほどと思ったので、今日のお題に。

ラニーニャとは南米沖の海水温が平年より低くなる現象の事。

ラニーニャはなんでおこるのか?
地球には東から西に向かって、北緯20度~南緯20度の間をずっと貿易風という風が吹いています。貿易風は低いところを、偏西風は高いところをぐるぐる回ってます。
貿易風が順調に吹いてると、太平洋を東から西に風が吹く事で海面が西に寄せられる  →西側の海面が上がる  →海水が西側の海面を押し沈む  →西から押し出された低い位置の海水が東へ押し出される  →東の下の方から冷たい海水が押し出されて南米沖あたりの海面にでてくる。

という事だそうです。なるほど。
逆にエルニーニョは、貿易風が弱い事によりおこるそうで、逆に西に寄ったあっためられた海水が東に広がって、南米沖があったまるという事。
地球は全部繋がってますね。

 

 

6/23:USBメモリに入れた住民データ紛失の話

6/23、兵庫県尼崎市46万人分の住民基本台帳データを入れたUSBメモリを、尼崎市から委託された民間企業の職員がカバンに入れて持出し、酒によって路上でねてしまいカバンなくした(これは6/23より後にわかった話)、という件についての辛坊さんの話。

・15年くらい前は住民基本台帳のデータというのは役所で誰でも閲覧が可能になって
 いた。大量ではあるが、少し前に誰でも閲覧ができたデータが入っていたところで
 、たいして問題ではない。
・今回、もっと重大なのは、それ以外に住民税に関する情報、生活保護子供手当
 給世帯の銀行口座、非課税世帯の臨時給付金対象世帯情報なんか入っていた事。
 住民税いくら払ってるとか、生活保護世帯だとか、そんなのわかっちゃまずいでし
 ょうよ!!。
・そもそも、USBメモリで簡単に持ち出せる、委託先の民間企業の1従業員が、そん
 な大量のデータを1人で取り扱えるって、自治体の個人情報管理はどうなってるか
マイナンバーなんか健康保険証まで紐づけるって言ってるので、はるかに危険。病
 歴までわかっちゃう。

そうなんですよ。自分はマイナンバーにとても否定的なんですが、結局、こういう事なんですよね。なんでもかんでも紐づくと、確かに事務作業における処理スピードや手間は圧倒的に便利になるし恩恵は大きいんです。それは判ります。
しかし1つ漏れたら、ブレーキかかるところなく全部繋がって漏れちゃう世界なんて怖くって。インターネットの世界、1度世に漏れたら永遠に回収不能ですから。。。
自治体に限らず、今あるクラウドサービス全般でも同じ。IT業界に従事している人なら誰でもわかってる話。システムの検証やテストでサンプルデータを抜いたりする事もあるだろし、家で資料作ろうと持ち出す事もあるでしょう。システムや運用ルールは厳重にしてるでしょうが、なんでも運用上の例外はあって、システムのON/OFFなんてどうにでもできる訳で。世の中の企業のどれだけが、データ持出に現金輸送車並みの対応とってるでしょうか。委託先のその先のその先まで管理状態を常時目光らせてる発注元なんて無いでしょう。自分は個人情報がきっちり守られてるなんて信じられないけどね。

それにしても今のご時世に、USBメモリでデータ持ち出して、持ったまま酒によってカバン落としてなくすなんて。何十年か前は皆そんなだったね。

6/22:農業の話

6/22、食料の安定供給に関する話でした。農林水産省からの、”カロリーベースで63%が輸入”という発表について、辛坊さんが「国民を脅かしにかかってる典型的なケース」と吠えてたよ。
「このままんじゃ、危機におちいった時に食べるものなくまりますよ~、って話じゃないんだよ!!そもそも、休耕田が埼玉県と同じくらいの大きさ分あって、農業の働き手不足、後継者不足が原因で国内の農業が先細っていて、それでも既得権益者を優遇して新規参入に厳しい状況を放置している、っていう話」と。論点をすり替えてるって事かな。

自分も10年くらい前に就農の可能性を調べた事もあったけど、農業始めるには様々なハードル高すぎて萎えたのを思いだす。
未経験から始めたら3年は無収入、貯金で食いつなぐ事を考えるってのは覚悟するとしても、土地も自分の自由には決められないし(空いてる土地を紹介してもらう感じ。良い土地はまわってこない)、いざ作っても販路も自分で開拓しなきゃならない。農協の世話にならないと始まらないけど、それじゃ他の農家には勝てない。技術も道具も劣ってるし。
業界全体からWelcome感が無いんだよな。後継者不足だから若い人・新しい人に来て欲しい、って、本気で思ってるのかな?って感じる。
農業は自分の中では公共インフラに近いイメージなので、周辺国との有事の際も右往左往する事なく自給で生活できる様に活性化して欲しいと思う。その為に規制緩和したとして、大手資本に価格競争でかき回されてポイの焼け野原は困る。そこは国がうまくバランスとって欲しいところ。今までビジネス的な手が入っていないから、きっと魅力あるビジネスに転換できるチャンスが沢山ありそうな気がするんだよなあ。

6/22:ロシア事情の話

6/22のゲストは東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠さん。ロシア軍事を専門としてる、軍事評論家、軍事アナリスト。若干40歳。

この方、あっちこっちのテレビでかなり目にする事が多い方ですが、予防線を張った、踏み込んだ話をしない方だなと言う印象で、テレビでは正直あんまりおもしろくないなー、と思っておりました。
ところが、ラジオで聞くと案外面白い。ラジオだとやっぱりプレッシャー少ないんですかね。音で勝負なので、1人の意見をじっくり聞けるというところが良かったのか、辛坊さんが聞き役になってたので良かったか。
ロシア科学アカデミー客員研究員の経歴もあり、きな臭いところの情報も有る。奥様もロシア人でロシアの実情や気持ちもわかる。

・KGB100万全てがスパイではなく、スパイがいる組織は一部(組織名も出てたけど
 覚えられなかった)とか。潜入先の給料とスパイの給料2重どりで、スパイは結構
   お金持ちだったとか。
・多くのロシア人はソビエト後の生まれで市場経済を体験した事が無いので、市場が
 価格を決めるという事を理解できていないとか。
・ロシア人も戦争を否定する気持ちと、でもロシアの立場みたいなものを肯定する気
 持ちもあって揺らいでいる。強いリーダーシップを持ったリーダーが引っ張ってい
   る事を良しとする高い年齢層は支持している。親子、夫婦、そこここで意見が対立
 し分断している。
ロシア、なるほどねー。

軍事の話は出なかったけど、もう少し聞いてみたかったな。